過去の私と自己肯定感の変化

 私にはいつの頃からか、「生き急いでいる」「追い立てられている」感覚がありました。ですから休日に映画を見たり、ゆっくりしている事が悪いような感覚、何か学んでいなければ落ち着かない感覚がありましたが 、気質的なものだろうと思っていました。ですから働きながら大学へ行き、それでも満たされない為、自己研鑽の日々。そうした感覚に目を向けないで、理由もわからないまま、時間だけが過ぎていきます。

 

 

 仕事上、依存症治療に関わるようになり、根底にある生きづらさにどう関わっていくべきか調べるうちに「自己肯定感」にたどり着きます。心のしなやかさであったり、人の根幹を担う部分でもあり、メンタルヘルスにも大きく関わっていることから、深く学びたいと思い立ちます。

 

 自己肯定感を学ぶうちに、父親との関係で進学したくてもしなかった学位への劣等感、仕事で役職についてからの上司からの叱咤の言葉も、悪意に受取り、自分は全然ダメだ、出来ていない、もっと頑張らなきゃ、と更に完璧主義が塗り固められ、脅迫観念にも似た状態で感じていたことに気づきました。

 

※写真は一番自己肯定感が低かった頃の私。

 

 

 そうしたこれまでの父や上司と関係性や経緯を振り返り、生きづらい感覚を持っている自分を理解し受容、認める事が出来たこと、リフレイミング出来た時、ほっこりとした安心感を感じる事が出来ました。今となっては、現在の私を成長、作ってくれた大切な人たちだと感謝を感じます。誰かや何かが抜けても今の私は無いからです。

 

私自身、自己肯定感を高める事が出来たおかげで、家族にとっても大切な、良い影響がありました。娘が中学生になり、娘自身にも問題があったものの、悪質な噂話、悪口が全学年に広がり、娘が「学校へ行きたくない」と言ってきた際、私自身、「行かなくていいんじゃない。その代わりちょっと話をしようか。」と言ってあげることが出来ました。私自身もいじめの経験はあり、それでも学校へ行っていたことから、以前の完璧主義の私であれば無理をしても学校へやっていた事でしょう。長女はこの時期9階のベランダの壁に座って泣いていました。無理に学校へやっていたら、学校にも家にも居場所が無い状態です。もしかすれば、この世に居なかったかもしれません。そんな経験は誰もしなくていい、むしろ無い方が良い。

 

 親の自己肯定感は子供にも影響があります。問題となっている毒親。毒親だけに限らず、親の自己肯定感が子供に及ぼす影響は大きなものです。しかしその毒親や自己肯定感の低い親も更に親からの影響を受けているという現実。負の連鎖は続くのです。

 

 自己肯定感(セルフエスティーム)を高めることで私自身が変われたように、誰もが変われます。これはスキルなため、いつからでも変われます。変わりたいと思い、行動を起こすことから始まります。より良い子育てをしたい、自分の生きづらさをどうにかしたいと考えている人は一緒に学びましょう。

JISE認定トレーナー

大笹 太士